サノ・オーキッドは年間を通して様々な蘭の生産をおこなっています。
年間を通してランを生産しているのは胡蝶蘭農家が多いのですが、当園では季節の蘭を沢山取り扱うことで出来るだけ切れ目なく安定供給を行うというとても細かく難しいことに取り組んでいます。メインは先代からの流れを引き継いだシンビジュームですが、従来の大きなシンビジュームだけではなくて主力はテーブルシンビと言われる小さいサイズで飾れるものです。他のランも大きな物ではなくコンパクトに飾れるサイズ、品種を選び 生活にランが寄り添えるような従来の蘭のイメージを変えるようなものを作っています。
サノ・オーキッド
佐野 拓也さま
シンビジューム生産から始まった蘭生産はもう５０年近くになります。先代から2代目として私が引き継いで就農し、学生時代や海外研修、国内研修を経て、大きな贈答用の蘭生産だけでなく、気軽に飾れる蘭生産に切り替えていきました。
ランは自然界で沢山の地域に自生しておりその幅は植物業界の中でも圧倒的に多く、また最後に進化してきた植物ともいえます。そのため、あまり光を必要とせず（耐陰性）水の要求量も少ないものが多いという特徴があります。（耐乾性）
それらの特徴を生かせば室内で花を楽しむには最適であり、環境変化が激しくなった昨今、これからの園芸植物とても魅力が出てくるのではないかなぁと思っています。
花の色や形ももちろんですが、飾れる場所を想像できるスタイルを意識して品種選別や生産方法を考えています。
植物そのものも大切ですし、それらをより輝かせる資材や器などもセットで提供することでより一層付加価値がつくようなことにも取り組んでます。
